出会い、そして別れ
今日は小学校の終了式。
カツキをいつもどおり学童から迎えて車の中で話をしていると、
こんなことを言い出した。
「今日さ、先生のお別れ会のとき、カツキ泣いたよ」
実は担任の先生が4月から別の小学校に行ってしまうのだ。
聞くところによると、学童に着くまで泣いてたのだとか。
前日に先生宛てに書いた手紙は忘れず渡したそうだ。
手紙はカツキが自分で考えたことで、カツキが仲良しのお友達に、
先生に手紙を書こうと言ったので、多分二人ぐらいしか
手紙は書いてなかったみたい。
「スマイルって歌を歌ってる時に涙が出てきた。
先生も少し泣いてたよ。先生から皆にプレゼントも
もらったよ」
家に帰って見てみると、ノートやらえんびつ、消しゴム、のり、赤ペン、ネームペン、ミニタオルまで。
「○○小学校(転任先の小学校)今度行きたい。みちこ先生にまた会いたい」
そーいえば、今日夜から転任の先生方の送別会だったのを思い出した。
最初は行くつもりは無かったのだけれど、担任が転任するとゆーことを
先日知って、どうしようか考えてた。
送別会に行こうということになると、カツキは喜んで、
早速また先生に手紙を書き始めた。
すぐ学校に向かうと、途中歩きながら、
「カツキ、お母さんと先生、同じぐらい大好き!」
と言った。
とてもいいことだなぁって本当に思えた。
私も送別会で先生にお礼を言うことが出来たし、カツキは先生に
また手紙も渡せた(封筒だけ持ってきて、中身を忘れてたので、
私が取りに戻ったんだけど…)のと、写真を撮ることが出来てよかった。
ちょっとした花束ぐらいも準備出来なかった、気の利かない自分が情けなく感じたけど…
先生は「こっちの涙が引くぐらい号泣でしたよ。
しっかりしてるので、大丈夫ですよ、お母さん」
と言ってくれた。
一緒に撮った写真はプリントしてほしいと言うから、
じゃあ写真立てに入れて、机に飾ろうねと提案した。
この1年間、イロイロあったし、多少問題もあったけど、今は何事もなく、
また親友も出来て、
大袈裟じゃなく、ほんとによく頑張ったなって思う。
お話大会にも取り組んだし、9月ぐらいから始めたがんばりリストも、
今では自分で考えて、しっかりこなしている。
子供フェスティバルではユウナと二人で舞台に立ったし、
3キロと1.5キロのマラソン、5キロのウォーキングにも参加した。
がんばりノートは15号を達成し、賞状を3枚もらった。
漢字検定10級は、1問だけ間違えたけど、150点満点中148点で合格。
そろばんはやっと2月に入学したばかりで、ちびっこそろばんという
1年生向けのテキストを一日13ページこなし、先生達を驚かせ、
今日から12級に進み、友達に追いついたと話した。
学童でもそろばんでも、先生達からは「頑張り屋さん」だと評価も高い。
ユウナの面倒もよく見てくれるし、勉強を教えるのが好きみたいで、
ユウナの家庭教師にもなってくれる。
初めての小学校入学で、私もとても不安だったけど、子供の成長ぶりに
ほんとに感動と驚き。
それから、
大好きって思える人と出会い、そして別れの悲しみを体験出来たことも
とてもよかった。
たった1年でこれほどの信頼関係を築けるってすごいなって思う。
「春休み無ければいいのに。そしたら、先生ともっといられたのに」
次はいよいよ2年生。
今度は下の学年の子たちも入ってくる。
ますます勉強も難しくなって大変だけど、また一緒に頑張ろう。
ところでユウナの方はとゆーと、
送別会では、
司会者の「こんばんは」の挨拶に「こんばんは!」と
でっかい声で一人返事したのがびっくりしたし恥ずかしかったけど、
カツキと違ってそういうところが、いいなって思う。
送別会中もカツキの担任の先生に話しかけては、手を繋いだりと、
ほんとに人なつっこい。
まだ子供らしいところもまだまだいっぱいあるけど、さんすうや漢字、
日記やお手伝いもよく頑張ってる。
次はいよいよ年長さん。
今の保育園にお世話になるのも、あと1年。
ちなみにやっとカツキの学習机を買ったけど、ついでにユウナのも買っちゃった。
4月からまた、頑張るべぇ〜。